
仕事終了後、気晴らしに北にちょっと車を走らせて、
旧花背峠まで行ってきました。
花背峠とは鞍馬を通り、花背(はなせ)という集落に向かって北に向かう
細い峠道で、日本海、小浜に抜けるいわゆる、かつての「鯖街道」の一つです。
旧花背峠は、標高750mあまり、芹生(せりょう)と
京都と花背との三叉路で、
芹生へ進む道は「京見坂」と呼ばれ、かつては京の街が見えたと
古い山の本に
は記されていますが、さて現在はどうなっているでしょうか。
花背峠はなかなか険しい峠で、その旧道は部分的にかろうじて車が通れるものの、
軽トラであれば安心ですが、4輪駆動とはいえ普通車ではちょっと大変な
ことになる可能性大なので、車道の駐車スペースに車をとめ、歩いて
杉の植林地帯を真っすぐに
登りました。
杉の植林の向こうに見える広葉樹の樹々は黄葉の終盤。
今日の夕刻は杉の伐採の作業があったようで?
ショベルカーのキャタピラの跡と、
ここ数日の寒波で幾分雪が残っていて、
ぬかるみ、滑りやすく歩きづらい状態。
15分ほど登ると地蔵祠がある
旧花背峠に着きます。
祠の後ろには一本の杉の巨木が峠
を見守っていました。

帰り道、鞍馬に向かって車で下っていくと、百井への分かれ道のあたりで、
午後4時30分過ぎ、ザックをしょった方が、歩いています。「花背から登って来たのですか?」と声をかけたら「もっと遠くから来たよ」
というので、その北の集落の「広河原からですか?」と聞くと、
「いや小浜から鯖街道を歩いて来たんだ」と。
いったい日本海の福井 小浜まで何十キロ離れているのでしょうか?
思いもよらない応えに唖然として、一瞬返す言葉を失いました。
いくら何でも中高年の登山ブームとはいえ、これにはビックリもので、
鞍馬までまだ10kmぐらいはあり、あと30分もすれば真っ暗になります。
多分歩いて京都まで下りたいだろうなと思い、「お気をつけて!」と言って
そのまま薄暗く、急な下り道を京都に向かって車を走らせました。
どうかご無事に。
posted by てん at 23:00| 長野 |
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野山の風景
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