秋晴れではありませんでしたが、直射日光を受けない登山日和、
京都 大原の「野村分れ」から仰木峠に登り、比叡山方向、横川(よかわ)から
玉体杉を通過し、延暦寺 根本中堂に到達し、お堂巡りをして
ケーブルで滋賀県 坂本に下りました。
仰木峠は標高573m。登山口からは標高差500mぐらいで、杉、檜の植林された
登山道とあいまって、風の通りもなく気温18℃ぐらいであっても、
ムシムシして暑苦しい状態でしたが、仰木峠に到着すると、琵琶湖側から
吹き抜ける風は冷たく、やはり京都と滋賀の境の峠です。
峠にあった説明文には「義経が鞍馬から東国に向かう時に通った」と
書かれていました。たしかに鞍馬から東に行く一番早い道ですよね。
大原から仰木峠への道筋は1000年以上にも渡り踏みしめられ、深くえぐられ、
さぞ多くの人々がこの道を歩いたのだろうと偲ばれ、 多くの戦乱、
血が流された殺戮のおどろおどろしい雰囲気と暗い植林の山道は何とも不気味。
薄暗くなってから歩くのは勇気がいると感じました。
道筋にお地蔵さんや供養石なども多々あり、なんや信長の比叡山焼き討ちの
歴史も 想起され、なかなかおどろおどろしい怨念が渦巻いた山域です。

横川中堂を見学し、玉体杉に到着。ここで千日回峰の行者は御所に向かって、
天皇の安泰を祈るとか。下鴨の糺の森、鴨川の向こうに京都御苑が、
霞んで見えます。

至る所に供養塔があり、 延暦寺域に着くとほとんどお堂巡りということに
なります。それで時間を費やし、一気に坂本までケーブルで下りました。

ケーブル延暦寺駅は大正時代の建物で、なかなかレトロで、
国の登録有形文化財に登録されているとか。

車両は新し久なったようで、香港のビクトリアパーク?以上に素敵で、
10分少々ですが、なかなか楽しいです。
途中、「ほうらい丘」という駅があり、大正時代のケーブル建設中に
発掘された多数の石仏が安置されています。説明によると「信長の焼き討ち
の際、犠牲になった人たちのために土地の人がまつったもの」
と伝えられているとか。

坂本に下山後は本家 鶴卉そば屋さん。 新ソバという張り紙と粋な外観につられ、
ざるそばを頂きました。 田舎にしては、量が少ないのが難点ですが、
そば栽培地帯ではない滋賀県の老舗だからしょうがないのかな?
そんなことをいってはいけないかな? 以前から「かえし」がとっても甘いという
印象があったのですが、 今回頂いたら、そうでもありませんでした。


